昔のメルマガからの転載②
お目通しありがとうございます。
第1回目は、なかなかの長文で読みにくかったかも知れません。
読んでいただきありがとうございました。
ストレスは自分で選んで摂取している。
イライラしたくないはずなのに、「イライラする考え方を自分で選んでいた」
そんな話をお伝えしました。
第2回目の今日は、聞きたくない話を聞いてしまった時、
自分の悪い噂を聞いてしまった時をケーススタディしていきたいと思います。
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◆ ケーススタディ
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【キッカケ】
自分の悪い噂が耳に入った
【考え方の例】
(1)陰口いう奴って最悪!
(2)嘘ついてまわってんの誰だ!!
(3)嫌なら嫌で直接言えばいいのに。。。
(4)あ、そうか、なにか誤解を与える言い方しちゃってたのか
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あなたはどんな考え方をするでしょう?
どの考え方をするかによって、ストレスの度合いが違います。
一つ一つ見ていきましょう。
(1)陰口いう奴って最悪!
悪い噂を広めた人物は、陰口だと思っていないということを知ってますか?
おそらく、あなた自身もそうだと思うのですが、
「もうちょっと言い方あるよね、あんな言い方じゃ相手を傷つけるだけ。
あんなんだから友達できないんだよ」
【悪いところの指摘】について、本人ではなく自分の知人や友人に話したりしませんか?
悪いところの指摘は【悪口】に似ています。
それを本人がいないところで話すと、【陰口】のようになり、
それが別な人にも伝わると【悪い噂】にすりかわります。
「もうちょっと言い方あると思うんだよね、あの言い方だと相手を傷つけちゃうかも。
良い言い方を身につけられたら、みんなに誤解されないはずなんだけどね。。。」
思う=決めつけじゃなく感想、かも=決めつけじゃなく予想、「じゃ」ではなく「だと」、
「だけ」を抜く、こうなったらこうなるはず=相手を思って改善策の話をする。
「指摘」ではなく「改善策」の話をするだけで、
悪い噂にエスカレートしていくことを防げそうな気がしませんか?
決めつけや限定の言葉をやめるだけで、印象もずいぶんと変わりませんか?
陰口を言ってる本人は陰口だとは全く思ってないですし、
おそらく、「陰口いう奴は最悪だ」とすら思っているはずです。
ただ、悲しいかな、自分の行為が陰口であることには非常に気づきにくいのです。
自分もやっている可能性が高いので、感情的に憎むのではなく、
あー、気づかずにやっちゃってるんだなぁと同情してあげたほうがストレスになりにくいです。
相手を思いやってあげられるということは気持ちに余裕がある状態なので、
視野が広くなっている状態です。視野が広いと、普段なら見逃す幸運にも目が行きます。
(2)嘘ついてまわってんの誰だ!!
「火のないところに煙はたたない」
なんて言葉もありますが、実際には火のないところに煙が立つことがあるようです。
あなた本人に火がみえてなくても、実は見えにくい場所に火種がくすぶっていて、
ボヤが起きている可能性があります。
人は、自分を24時間ビデオを撮影して見てみたことがないので、
自分の表情がどうなっているか、自分の態度がどうなっているか、
自分の発する言葉が、聞く側にどう聞こえているかを知ることができません。
ある意味、自分のことを一番知らない状態で過ごしています。
あなたが気づいていない何かに気づいた人が、噂を広めてしまった。
まったく根拠のない噂は広めにくい。
実際に自分が根拠のない噂を広めようとして想像しても、かなり想像が難しいはず。
過去にあったことから類推しようとするはずです。
悪い噂は、実は、「自分では気づかない何か」を知るヒントになります。
感情に引きづられそうになりますが、せっかくのヒントを逃さないように、
なぜそんな印象を与えてしまったのか、自分を振り返る機会にすると、
ストレスが軽減され、不幸が遠ざかり、成長のための幸運を手にする確率が上がります。
(3)嫌なら嫌で直接言えばいいのに。。。
直接言われたら余計に腹が立ちます。
脊髄反射的に、「そんなことない!」と相手の発言を否定したくなります。
なにせ、相手はあなたには「心当たりが薄い」ことについて文句を言うはずなので。
直接言われるためには、あなた自身が慈悲にあふれ、
「決して怒ることはありません」
という人物になっておく必要があります。
あなた自身が直接言える相手は誰ですか?
そういう人物を参考にして、良いところを真似させてもらい、
慈悲深い人を目指してみましょう。
慈悲深い人の周りには人が集まってきます。
人が集まればいろんな種類の情報が集まり、お得な情報も得られやすくなり、
結果として、幸運を掴む可能性が上がっていきます。
(4)あ、そうか、なにか誤解を与える言い方しちゃってたのか
「相手の行動」である「悪い噂を広めたこと」ではなく、
「自分の行動」の中の「自分では気づけなかった言動」に目を向けます。
自分のことならイライラしにくいので、
そのまま成長のためにせっかくのヒントを活かす行動に移します。
悪い噂の内容から、誤解を与えてそうな発言はなかったか。
誤解を与えるとしたら、自分が無表情だったのが良くなかったのか。
真剣な話なのに、すこし穏やかに微笑していたのが良くなかったのか。
などなど、自分の振り返りに集中します。
この際に、「誤解する相手も悪いよね」と相手に目が向くと、
ストレスが発生し始めて、気持ちが自身の成長から離れていきますので要注意。
以上、4パターンの違いです。
まとめると、
・自分は陰口を言わないという思い込みは怖い
・自分の言動に問題はないという思い込みは怖い
・本人に直接言ったほうがいいという思い込みは怖い
・自分の振り返りのヒントを逃さずに活かす
自分を正しく認識できるようになれば、知らずに不幸を掴みに行っていることに気づけます。
思い込みを減らしていければ、より成長して幸運を掴める確率を高められます。
あなたの周りに、不幸を掴みにいっている人はいませんか?
あなた自身は、不幸を掴みにいってませんか?
ケーススタディを参考に、幸せを掴みにいける回数を増やしましょう!
これで第2回めは終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました!